縄文杉を見たくて屋久島に行ってみた②~縄文杉トレッキング~
前回に引き続き、いよいよ早朝の縄文杉トレッキングにスタートします!
前日に文化センターで教えてもらったバスの時刻表を確認(民宿の前のバス停から乗ります)
一番早い便で4時7分、次の便は4時51分か...心配性なので早い便で出発しよう...!
バスは早朝にも関わらず1分のズレもなく到着!流石です
今回は定番の荒川登山道からのルートだったので1度「屋久杉自然館」まで行き、そこから専用バスに乗り換え「荒川登山口」を目指します。
1番早い便だったし、まあまあの人数かな~とか思っていましたが、自然館のバス停に到着したら既に5、60人くらいいましたね。
荒川登山口までの道なりはまあ険しい...ところどころ車がすれ違うところはあるものの基本バス1台通れる幅の山道がひたすら続きます...
運転者さんは無線を駆使し、絶妙な連携で対向のバスとすれ違っていきます。
そしていよいよ到着!登山開始!
ここで登山届を提出するのも忘れずに(自分は忘れました....(-.-))
ひたすらレールの上を歩かされる
出発する頃には太陽が昇っていましたね。この時6時ちょうど
最初はトロッコ道の線路上をひたすら歩きます。えぇ、そうです2時間ほど歩きましたよ...ひたすら...(途中休憩所は2か所くらいありましたよ)
前日に同じ民宿に泊まっていた方と喋っていたのですが(登山のベテランさんかな?)
「このトロッコ道は歩くだけだから本当につまらない...!」
とおっしゃられていたんですが、とんでもない!
道自体は、木の板が貼られていて歩きやすいものの、歩いている隣は崖だし、途中手すり無しの橋が何個もあるし、鹿出てくるし....つまらないとかいう感情は微塵も感じませんでしたね。
それより周りの景色に圧倒されっぱなしです。味覚以外の五感が刺激されます。
この景色は人間が作ろうと思っても作れるものではないし、自然が長い時間をかけて生きてきた結果、偶然できた光景であり、それを人間が勝手に見とれているだけ...
人間は大自然の中では大した存在じゃないのかぁ
トロッコ道を歩きながら途中で気付いた.....
あぁ今、敷かれているレールの上を歩いているんだ、と。
敷かれているレールの上は板が張られて歩きやすく、レールに沿って歩くだけで目的地に安全に行ける―
レールを外れると石がゴロゴロあり、泥でぐちょぐちょで、更に崖がある...
レールを外れるということはこんなに険しい道なんだ!と、早くも大自然先生に教えていただきました。
後半は期待通りの登山コース
スタートしてから2時間ちょっとでトロッコ道も終わり「大株歩道入口」からいきなり本格的な登山コースに(手袋必須です!)
といっても獣道とかでは無く所々道は整備されています。
登って登って登って.....体力がどんどん減っていきます。
途中で翁杉やウィルソン株や大王杉など穴場スポットがあるものの、、、
もうね...余裕がなくなってくると写真を撮るので一杯いっぱいになってくるんですよ...(穴場スポットの写真は.....ネットで検索すればいい写真が出てきますw)
そんなこんなで最後はもがきながらやっと縄文杉へ
縄文杉の印象は...
道中こんなにへとへとになったんだから、到着して縄文杉を見たら感動して泣いちゃうんじゃないかと期待しながらいよいよ到着!
バーン!!
ではなかったです。
展望デッキがあって近くには行けないようになっていました。(後から来たおじさん曰く昔は触れたらしいです)
ですが、実際にはもっと深い印象を受けました...
僕が勝手に期待していた「ドーン!!」とかいう迫力ではなく、もっと重みのある存在感。
それは、圧倒的という言葉よりも、周りの景色と一体になりつつ、ズシッとした出で立ちであり、
あくまで周りの自然の一部なんだという印象でした。
そしてなぜか、ずっと見ていたくなるような魅力がある.....
しばらく縄文杉を見つつ展望デッキにいたおっちゃんと話てから引き返すことに
縄文杉を見に行く!という目標を達成できてうれしくなったのか、なぜか帰りの道はすごくは足が軽かったですね(帰りは下りという影響もあります)
トロッコ道まで戻り、なんと途中白谷雲水峡への分岐点を見つけました!
その時の時刻はまだ12時前だったのでもしかして白谷雲水峡にも行ける⁉ということで...さすがに疲れで足がガクガクしながらも行くことに!
(お気付きの方もいるかと思いますが、そうです、休憩はほとんど無しでほぼぶっ続けで歩いておりました。食事はブラックサンダーと羊羹食べながら歩く!というアホなことしていました)←これがこの先後悔することになります。
ということで白谷雲水峡にも行くことに!!