真夏の祭典 鈴鹿耐久レースから学ぶ大事なこと(マニアックネタ)
今回はレースネタと言うかなりマニアックな話になりますが、この時期なので書きたくなりましたww
なんぞやというと、年に1回真夏の祭典鈴鹿サーキットで開催される耐久レースに関する内容です。
耐久レースは2人もしくは3人で交代して走ります。
バイクのタイヤ交換やガソリン補給をするために行うことをピットインするといいます。
その時にライダー(走っている人)も交代します。
この時間ってライダーが唯一相方とコミュニケーションを取れる時間。
今回はその部分で、ぼくが行なっていたやりとりについてです。
かなりマニアックな内容ですが、日常生活でも大事なことだなぁと気がついたので、レース知らない人にも読んでほしいです(希望やけど)
ピットイン時に相方に伝えていた3つのこと
1.コースの危険な箇所
これマストです。
耐久レースとなると何時間も同じところを延々とぐるぐる回るんです。
すると時間とともにコースのコンディションも悪くなってくるんですよね。
なぜかというと、時間とともに車両トラブルやクラッシュが増える→といことは....
コース上に砂利が落ちていたり、オイルが落ちていたりとどんどんコースが汚れてきます。
当然バイクはタイヤが2つしかついてない乗り物のため、少しの砂利で大転倒ということがありえるんですよ...
そこで、このリスクを少しでも減らすためにコース上の情報をいかに的確に伝えることが大事になってきます。(いわゆる、危険予知)
ぶっちゃけこれだけ伝えられれば良いぐらい重要。
ポイントは、「どこのコーナーのどっち側に何があるか」を伝えることができればいいですね。
理想はイメージしやすいキーワードを簡潔に伝えると言うこと。
場所、部分、どんなものを伝えられるとわかりやすいと思います。
「〇〇コーナーのイン側に砂利がある!」
これだけでパッとイメージできますね(´ε` )
まあでも慌ててしまうかもしれないのでその時は最悪コーナー名だけでも伝えましょう。それだけでも違います。
ちなみにぼくは若干興奮していた時はこんな感じで叫んでいたと思います...ww
「〇〇!!〇〇!!イン側気をつけて!!」
伝わっていたのかは…わからない…
2012年にクラス優勝した時は、相方さんの的確な情報のおかげで走りきれました。(それでも走行中ヒヤッとするシーンは何度ももありました…でもこのリスクを乗り切らないと耐久では勝てません!)
2.タイヤの減り具合
1回の走行で1時間近く走ります。
ということはタイヤの状態は確実に悪い状態に向かって行くんですよね。
これ、交代して次に乗った時に忘れがちになりますので、しっかり伝えます。
※ただ、乗る方はあくまで「気をつける」ということでこれから走る方は、それでビビることはありません。(ビビっちゃダメ!絶対!)
3.ポジティブな言葉で締めくくろう!
最後はかっこよく締めの言葉で(プラス思考で)送り出しましょう。
背中を叩いてあげるとさらにCool!!
以上のことを意識していました。
少ないことでもしっかり要点を伝えることができればグッと有利な方向に持っていけるはずです。
これ、日常生活で人に伝える時にも意外と重要だなぁと思います。
余談なのですが...
夏に開催される耐久レースでいい成績を残すと間違いなく後半戦のモチベーションにいい影響を与えます!
逆にうまくいかないと9割燃え尽き症候群になる(経験済….まじで後半戦しんどくなる)
レーサーは 耐久レースが終わると一足早く夏が終わります.....!
最後に出場する方々へ...
ここまでたくさんのエネルギーを掛けて準備してきたと思います。
年に1回夏の祭典を最高の結果になるよう陰ながら応援しています!