目指すものは職人ではないんです
こんばんは、フリー作家のもりなかです。
ふと思った、ぼくはなぜせっかく転職したのに、すぐに会社を辞め、フリー作家を名乗って個人で活動しようと思ったのか。
なんだか、ぼくはゴリゴリの家具職人になるための修行に行くみたいだ....
家具作りに興味を持ち、家具メーカーに転職が決まって、大手自動車会社を辞めるときに、会社の人が開いてくれた送別会で様々な方に言われた言葉...
「10年、20年かかると思うけど、頑張れよ!!」
「しんどいと思うけど、10年後に君は笑っていると思うよ!」
「お前が作った家具だったら安心して買える」
その時ぼくは気付いた....
なんだかぼくはすっごい家具職人の修行に行くみたいだ.....('ω')
実際は家具に興味があって、作り方を知りたいな~、何とか自分で出来ないかな~?よし、家具メーカーで働いてみよう!というノリで決めた、ぶっちゃけこれ一本で行く!と腹をくくって行ったわけではない。
自分の好きなこと...ものをつくる事。それをお金に換えられるという事が出来たら最高じゃね??と常に考えていた。その時たまたまつくるものの中で興味があったことが木工だった
いざ家具メーカーに勤務して思った。「結局前と同じじゃん」
九州の家具工場に勤務したものの、当たり前だが、工場の仕事というものは同じことの繰り返しで技術を学ぶとかとてもじゃないけど出来そうに無かった。
辛うじて先輩社員の方に仕事終わってからちょくちょく家具作りを教えてもらいながら実際につくっていた。でも学べるのはこの時ぐらい...
もちろん長く勤めると少しづついろいろなことを学べるかもしれない....
でも限りなくペースは遅い。ぼくはその時、
「このままのペースだったらおじいさんになってしまうやん....」
と思い、わざわざ自分がやりたいことをするために前の会社を退職したのに、これじゃ前に逆戻りじゃん。
それだったらいっぺん自分でやってみて、必要と思う事をその都度習得しようと決心した。
転職して1か月しか経たなかったが、そうなったらいつまでもこのモヤモヤした感情を持っの状態の時間がもったいないと思い、辞めることにし、晴れてフリーの道へ。
※今になって思う。そもそも働きながら学ぼうという考え自体が甘い。沢山の人にアドバイスをもらった時も、だいたいの人が、何かを学びたかったら学校に行くのが一番早いよと言っていた。
ジャンルは決めつけない。でもつくることをやり続ける
そもそも死ぬほど木工が好き!ではない。なら木工だけではなくてもいいんじゃない?
でもつくる側の人間でい続けたい。そういう思いで考えた結果、ジャンル自由(free)にして、つくるひと=作家にしよう!ということでフリー作家でいくことに。
必要であれば変化を躊躇しない
この道一筋で行く!と決めつけないようにする。だからぼくは職人になりたいわけではない。
必要であればどんどん変化し、その時々に対応できるようにする。何より知らないことをできるようになることの方が自分にとって一番うれしいことだから。そして、そこで出来るようになったことで人を喜ばせるものをつくりたい。
そういう気持ちで生きています。
送り出してくれた人に勝手に申し訳ない思いが湧いていた
最初に書いた、送別会まで開いて送り出してくれたのに、1か月で辞めて帰ってきたという風で知られるのが怖くて、連絡を取るのを躊躇している人がいる。
でもよく考えると、ぼくが勝手にマイナスなイメージを創り出して勝手に動けずにいるだけであり、本当に起こるかわからない不安に対し足がすくんでいるだけである。
ぼくにとって、もう一度会いたい人なので、今度勇気をもって連絡してみようと思う。